2017 ワールドミュージック・フェスタ in 日本橋

〜オクサーナ・ステパニュック コンサート〜 

※東京都連城東支部協力行事

2016 ワールドミュージック・フェスタ成功する

400人の聴衆、炎のヴァイオリンに酔う


  7月29日(金)、2016ワールドミュージック・フェスタin日本橋(都連城東支部協力行事)が、ヴァイオリニスト吉田直矢.・ピアニスト河崎恵両氏を迎えて盛況裡に行われた。中央区立日本橋公会堂に集った400人の聴衆が吉田直矢氏の世界に惹きこまれ、酔い、炎のヴァイオリンを満喫した。
  吉田直矢氏は昨2015フェスタに出演。その超絶技巧は鮮烈な印象を残し、幅広い層からの「ぜひもう一度」というアンコールを受けて再演が実現した。今回のテーマ「世界の名曲をあなたに」の文字どおり、名曲の数々をビビッドに響かせてくれた。
 吉田氏は、拉致被害者・横田めぐみさんの中学校同級生ということもあり、めぐみさんの帰国実現運動に取り組むヴァイオリニストとしても夙に知られている。(昨年のフェスタには、特別ゲストとして横田滋・早紀江ご夫妻をお迎えし、ご挨拶をいただき、大きな反響を呼んだ。)

期待を裏切らなかった

 果たして、一度聴いたら忘れられなくなる演奏は、今回も期待を裏切らなかった。全身全霊を駆使した熱演には、曲ごとにブラボーと拍手の嵐が起こった。
 また、スペシャルプレゼントとして、河崎恵さんの「ショパン遺作ノクターン嬰ハ短調」独演も素晴らしく、ソリストとしての高い芸術性も見せてくれた。
 圧巻は、声優・野村道子さんのコスモスのようにの朗読であった。横田めぐみさんと母・早紀江さんの心の情景を詩情豊かに再現し、万雷の拍手が送られた。
 アンコール後のフィナーレとして、会場の皆様とともに「ふるさと」の合唱が行われた。ステージでは、吉田・河崎・野村の各出演者に加え、アンサンブルカリーヌシカの中嶋さん(当日司会)・西さん(城東支部)、合唱団白樺の井藤さん・斎藤さんが友情出演で歌唱指導を行ってくれた。  

地域の行事として

 このフェスタも今年で3回目。地元の町会役員、商店、法人、医師、法律事務所などの支援を得て地域の恒例行事になってきた。各回とも近隣の在勤・在住者が会場を満杯にしてくれるのは、前回アンケート結果に副ったオーダーメイドのイベント企画を立てていること。加えて、出演者・応援者・実行委員が震災復興義捐等のチャリティーであることを意気に感じて、参加者を多数誘ってくれるからに他ならない。毎回支援の輪が拡がってくるのも大きな励みとなっている。
 城東支部は実行委員を募り、人々に喜ばれるイベントを継続し、会員拡大も進め、活動を点ではなく線で、さらに面でとらえていく観点で、地域の皆様とともに歩んでいきたいと考えている。
 日本橋の街を歩くと、早くも「来年のコンサートが楽しみしてます。」という声がかかる。これに応えていくのも地域支部の役割の一つである。今後も多くの要望に応え、多彩な行事に取り組んでいきたい。                                       
(城東支部・通信員)



2016ワールドミュージック・フェスタin日本橋2016ワールドミュージック・フェスタin日本橋





2016ワールドミュージック・フェスタin日本橋
2016ワールドミュージック・フェスタin日本橋




日時:7月29日(金)18時半開演、18時開場

会場:中央区立日本橋公会堂大ホール
(中央区日本橋蛎殻町1丁目31番1号  4階
オクサーナ・ステパニュックコンサート 万雷の拍手に包まれる

 2017ワールドミュージック・フェスタは、5月19日(金)中央区立日本橋公会堂にて、ディーヴァ(歌姫)を超えたミューズ(女神)として名高い、オクサーナ・ステパニュック氏とピアノ伴奏者・比留間千里氏を迎えて開かれた。
 おりしも、本年は日本とウクライナとの国交樹立25周年に当たることもあって、イーホル・ハルチェンコ在日ウクライナ特命全権大使からメッセージを賜り、当日プログラムに登載させていただいた。コンサート冒頭、大使代理として舞台に立った大使館文化担当書記官ロマン・シーリン氏は「こうした文化行事を通して両国民の文化友好・親善の発展につながるよう祈念する。」と挨拶を結んだ。

世界10ヶ国語で熱唱

 今回は、世界の名曲を各国の言語で歌おうとの趣向で、ロシア語・ウクライナ語は言うに及ばず、10ヵ国に及ぶ言語でオクサーナ氏が完璧に歌いこなした。来場していたイタリア人音楽家は、イタリア歌曲の場面で「本国でイタリア人ネイティブの歌を聞いているかのようだ。」と大絶賛。同様に聴衆400名が情緒たっぷりのコロラトゥーラ・ソプラノに酔いしれ、贅沢な時間があっという間に過ぎていった。
 万雷の拍手、ブラボー、ブラボーの大声援に応えたアンコールでは、オクサーナ氏自身のバンドゥーラ(ウクライナ民族楽器)伴奏による『アヴェ・マリア』(カッチーニ)に引き続き、会場の皆様と『浜辺の歌』の合唱が行われた。それでもまだ鳴りやまぬ拍手を受けて、『君とともに旅立とう』(タイム・トゥ・セイ・グッドバイ)を歌い上げ、感動と温かみに溢れるコンサートが閉幕した。
 コンサート後のCDサイン会には長蛇の列ができ、余韻の大きさを物語っていた。地域在住・在勤のリピーターの皆様からは大満足という感想とともに、当行事継続への期待が多く寄せられた。
 この「ワールドミュージック・フェスタin日本橋」は、東日本大震災復興支援をめざしてマクシム・クリコフ氏率いる「アンサンブル・ガルモーシカ」、オペラ歌手の平岡貴子氏、シャンソン・タンゴ歌手の山口蘭子氏などの出演により2014年に発足した。2015年は「人々の共生と子どもたちの未来にむけて」をテーマに横田滋・早紀江ご夫妻を特別ゲストに迎えた吉田直矢氏のヴァイオリンとスズキメソードの子どもたちによるヴァイオリン合奏、山口蘭子氏のシャンソンなどを。2016年には「世界の名曲をあなたに」(熊本震災復興支援)をテーマとした吉田直矢氏のヴァイオリン・コンサートを行ってきた。新しい参加者も多いが、会場で毎年顔を合わす人もいて、「まるで、同窓会だね。」と和気藹々の雰囲気のなかで、都連城東支部員の知人友人の再会の場となっている。

震災と原発被害への支援

 今回出演のオクサーナ・ステパニュック氏の祖国ウクライナでも1986年にチェルノブイリ原発事故が発災、氏は今なお現地の被災者に心を寄せつつ、歌の力による支援を続けていることを多としたい。
 本年3月11日には、2万1000人以上が犠牲になった東日本大震災から6年を迎えた。3月11日付毎日新聞には『岩手、宮城、福島の東北3県を中心に襲った津波や東京電力福島第一原発事故で、今も約12万3000人が全都道府県に散らばって避難し、被災3県の仮設住宅に約3万4000人が暮らす。災害公営住宅(復興住宅)の建設や宅地造成の遅れ、原発事故の影響などで避難生活は更に長期化する見通しだ。〜後略』と報じられている。
 「東日本」でも「熊本」でも震災の後遺症は現在進行形で、地震大国日本の住人としては同胞の災厄を忘却することも、傍観者であってもならない。一日でも早い復旧・復興を願うとともに、都市防災への備えも怠らないよう、惨禍の記憶を心にとどめ“対岸の火事”としないことが常に求められている。
 城東支部が実行委員会の一翼を担って地域行事として進めてきたイベントであるが、手づくりのコンサートながら、“国を越え、ときを超え、人を大切にし、地域を大切にする”ことに資せるよう、平和・友好運動の素地つくりとしても、地域に根を張って、この輪と和を広げていきたい。

2017ワールドミュージック・フェスタ2017ワールドミュージック・フェスタ2017ワールドミュージック・フェスタ2017ワールドミュージック・フェスタ




ワールドミュージック・フェスタ「オクサーナ・ステパニュック コンサート」
※東京都連城東支部協力行事

オクサーナ・ステパニュック コンサート 「ディーヴァ(歌姫)を超えたミューズ(女神)」

【日時】:2017年5月19日(金)18時半開演、18時開場

【会場】:中央区立日本橋公会堂大ホール
                (中央区日本橋蛎殻町1丁目31番1号  4階)

【出演者】:オクサーナ・ステパニュック(コロラトゥーラ・ソプラノ)、比留間千里(ピアノ)

【予定曲目】 10ヵ国語以上の言語で歌います
 うぐいす(クロピニツスキー) スラブ舞曲より(ドヴォルザーク)
 母の教え給いし歌(ドヴォルザーク) 鶴(ロシア) 初恋(日本)
 アメージング・グレース(イギリス) カタリ・カタリ(イタリア) グラナダ(スペイン)
 セレナーデ(シューベルト) アレルヤ「モテットより」(モーツァルト)
 私のお父様「ジャンニ・スキッキより」(プッチーニ)
 ピアノ・ソロ 月の光「ベルガマスク組曲より」(ドビュッシー)
 子犬のワルツ(ショパン) ヴェニスのカーニヴァル(イタリア) 浜辺の歌(日本)  ほか

【全席自由¥4,500    当日¥4,900】

【チケット申込み】: ワールドミュージック・フェスタ 実行委員会 事務局 担当:クボタ  
            電話080-2200-3777   eメール ksdpolyglot@yahoo.co.jp

【チラシPDF】
2017ワールドミュージック・フェスタin日本橋 オクサーナ・ステパニュック コンサートのごあんない


 平素より、ワールドミュージック・フェスタ開催にご理解・ご支援をいただき、誠にありがとうございます。
 お陰をもちまして、毎回盛会裏に実施できますことを先ずもって御礼申し上げます。

 さて、今回は、ウクライナが生んだ天才コロラトゥーラ・ソプラノ歌手のオクサーナ・ステパニュックさんを迎えます。
 オクサーナさんは来日以来、日本とウクライナの親善に寄与するなかで、大使館のパーティや各種コンサートに出演されてきました。歴代のウクライナ大使、ユリー・コステンコ氏、ミコラ・クリニチ氏などからの信任も厚く、ウクライナの心を日本に伝える文化使節としての役割も担ってきました。


 オクサーナさんのジャンルは幅広く、ウクライナ・ロシア歌曲はもとより、カンツォーネ、日本歌曲、シャンソン、オペラ・アリア、現代音楽などを10数か国の言語を駆使し、見事に歌いこなす「歌姫を超えた女神」と呼ぶにふさわしい歌手です。
 また、藤原歌劇団正会員として、「椿姫」「魔笛」などのオペラ・シーンでも活躍されています。日本で公演回数は600に及びすべての会場で大絶賛を受けています。

 地域在住在勤の皆さまに支えられ、このワールドミュージック・フェスタは日本橋の恒例行事となってきました。レベルの高い名演奏・名歌唱が好評を博し、多くのリピーターを得ております。あらためて皆さまのご厚情に感謝申し上げます。
 振り返ると、2014年は「東日本震災復興支援コンサート」、2015年は「人々の共生と子どもたちの未来にむけて」をテーマに、横田滋・早紀江ご夫妻を特別ゲストに迎えた支援コンサート、2016年は「世界の名曲をあなたに」(熊本震災復興支援)をテーマに、鮮烈な印象を残した吉田直矢氏のヴァイオリン演奏が行われました。


 そして、この2017年は「コロラトゥーラ・ソプラノの世界にあなたを!」をテーマにソプラノ歌手オクサーナ・ステパニュックの出番です。今回は、いまだ震災復興ままならぬ東北地方への支援を願ってのチャリティー企画ともなっております。

 皆様には、ぜひ当コンサートにお越しいただき、会場での旧友との再会を果たすと共に、ライブでしか味わえない生の感動を共有していただければ幸いに存じます。

ワールドミュージック・フェスタ実行委員会


※ チケット申し込みは、チラシの記載のメールアドレスあるいは、事務局080-2200-3777まで。

※ Youtube にてオクサーナ・ステパニュック をご検索ください。熱唱の数々が紹介されています。


・・・ アクセスカウンター