ホロコーストにおける市民社会の力・ブルガリアの物語(主催:駐日ブルガリア大使館)

ホロコーストにおける市民社会の力・ブルガリアの物語


儕DF


政府の圧力にも屈せずにユダヤ人を守るため奔走したブルガリア市民 1940−1944
ポスター展示


開催期間:2014年4月11日(金)〜24日(木)  毎日午前10時から夕方6時まで
開催場所:渋谷区文化総合センター大和田 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町23?21
主  催:駐日ブルガリア大使館
協  力:岐阜県八百津町杉原千畝記念館

ポスター展示に伴う講演会
「命のビザ、遥かなる旅路」〜杉原千畝を陰で支えた日本人たち〜」
講師 北出明 (フリーランスライター)
4月22日(火)18:30時から20時まで
会場:学習室1


この展示は、人類の歴史で最大の悲劇のひとつと言われるユダヤ人への迫害に関し、ナチスによる迫害が激しさを増した1930年代から1940年代にかけてのブルガリア政府の政策や、それに対して市民社会がユダヤ人を守るためどのように動いたかを説明したものである。1941年、ブルガリア政府は枢軸国に加盟、国家防衛法を実施し、ユダヤ人迫害に加担する政策を取ったが、ブルガリアの市民社会は自発的なレジスタンスを続け、ユダヤ人を迫害から守ろうと奔走した。1943年には、ブルガリア政府はユダヤ人の国外追放協定に署名し、ユダヤ人迫害は欧州各地で激化したが、ブルガリア市民社会やブルガリア正教会が、数世紀にわたりブルガリアの地に住み現地ブルガリア人の仲間でもあったユダヤ人に対し勇気を持って最後まで友情の手を差し伸べ続けた結果、約45000人のユダヤ人が難を逃れたのであった。このことは、多様性や自由・平等を富と見なす、寛容なブルガリアの市民社会を反映しているといえよう。


渋谷区民の皆様にブルガリアならびにその歴史に関しての知識を更に深めていただき、また6000人のユダヤ人に「命のビザ」を発給した人道的行為が今日においても歴史の教訓として残る日本人外交官の杉原千畝氏に言及した資料も含むことから、共通の歴史的傾向を理解していただくよい機会になるでしょう。八百津町で生まれ育った杉原千畝氏がリトアニアでの外交官時代に、政府の命令に反してでも、ビザを発給してユダヤ人の命を救った。
杉原千畝氏の誕生100年記念として2000年に故郷の八百津町に「杉原千畝記念館」が建設され、国内外から多くの人が訪れている。







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