12年12月16日(日) 都連理事会、文化サロン(新入会員歓迎会、一年の締めくくり会)開催 |
<report> 都連文化サロン成功裏に終わる アットホームな雰囲気の中で、和気あいあいと 12月16日(日)日ソ会館にて都連文化サロンが開かれた。この集いは、忘年会と新入会員歓迎会を兼ねており、会員各位にはこの一年を振り返る機会であるとともに、新入会員には、協会をより知っていただく場として呼びかけられた。 会では、鮫島礼雄会長の主催者挨拶、都留信也日本ユーラシア協会元会長の乾杯の発声を皮切りに各参加者のスピーチで盛り上がるなか、ゲスト出演してくれた樟山都連理事(杉並支部)の親族、樟山智美ご夫妻によるピアノの弾き語りとギター演奏が行われた。演奏と美声に鳴りやまぬ拍手がおくられ、さらには名伴奏に沿って即興ながらロシア民謡の斉唱も行われた。合唱が続くなかロシア人参加者のマリアさんは「モスクワ郊外の夕べ」を美声で披露するなど、瞬く間に終了時間を迎え参加者諸氏は記念写真に収まった。樟山夫妻の再来を期待する声も多く、定期的に行っていきたい。 当日が衆議院選投票日でなかったら、さらに多くの参加者があったものと思われる。席上、ユーラスツアーズ支部の滝澤泰斗氏からは、「海外に学ぶ日本の近現代史ツアー」企画を都連を軸に推進されたらいかがか等々、各自から具体的提案が発表され、歌あり、笑いあり、想い出話あり、まじめな話ありの発展的集いとなった。 都留信也日本ユーラシア協会元会長より、「こういう手作りの楽しさを忘れずに、着実に行事に取り組むなら、新生都連は有望な連合会となって協会全体を支えてくれる。」との激励のお言葉をいただいた。「こんな楽しい集まりなら、毎月でもやってもらいたい。」とアンコールも異口同音に出た後、「来年をもっといい年とするため、皆でさらに都連を盛り上げていこう!」と誓い合って散会した。 |
<information> 日本ユーラシア協会東京都連第2回理事会 下記の通り、第2回都連理事会を開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。 【日時】12月16日(日) 13:00〜14:00 【場所】日ソ会館 【議題】 1.活動報告(8月〜11月) 2.組織・財政 3.今後の取り組み 4.その他 文化サロン(新入会員歓迎会、一年の締めくくり会) 15:00より 【内容】ロシ歌曲ピアノ弾き語り(樟山智美さん)、ロシア民謡を歌う会 【会費】2500円(ワイン・軽食つき) ※選挙日ですので、投票をすませてご参集ください |
12年11月24日(土) 「日本のうたごえ全国交流会in広島」に出場(調布狛江支部) |
「日本とユーラシア」第1426号掲載記事 日本のうたごえ全国協議会のホームページはこちらから |
12年11月03日(土) 映画「シベリヤ物語」上映会(杉並支部) チラシ |
<information> 【日時】:11月03日(土)18:30〜 【会場】:あんさんぶる荻窪 【会費】:500円 【あらすじ】:ベルリン攻撃の前夜、将校アンドレイ・バラショフは音楽への情熱やみがたく、ピアノに向っている。すると、突然大爆撃がはじまり、そのためアンドレイはピアニストにとって生命ともいうべき腕に傷をうけてしまった。やがてドイツの降伏によって戦争は終結し、アンドレイも戦線から帰還した。しかし、いまのあまりにも音楽からかけ離れすぎてしまった彼にとっては、恋人ナターシャとのかがやかしい未来にも希望がもてず、すべてをあきらめて雪深いシベリヤの故郷へと去ってゆく。しかし、ピアノを失ったピアニストにも音楽はのこされている。シベリヤのなつかしい、美しい民謡はしだいに彼の傷ついた心をゆり動かしていった。手の自由は奪われたが、まだ創造の自由はのこっている。彼はこみあげてくるよろこびを感じ、毎夜心に浮かびあがるモティーフを書きとめていた。そのころ、ナターシャを中心としたアメリカのコンクールに向う一行が、飛行機の不時着のためアンドレイの仮住いのレストランとも知らずに到着した。その夜、民衆の前に歌っている歌声にふと聞き耳をたてたのは、伴奏者のピアニストであった。ナターシャにその歌声を聞かせまいとする伴奏者の努力もむなしく、二人は再会し、お互いの愛情に変りのないことを知り、ますます強い愛情がうまれ、ナターシャはこの土地に止まる決心をする。しかし、彼女を愛している伴奏者はアンドレイを説得して故意にケンカ別れをさせるのであった。彼は、ナターシャの大成を祈りつつ、ふたたびシベリヤの奥深く向けて去ってゆく。何年かがすぎた。万年雪に閉された奥地で、アンドレイはひたすら音楽に精進していたが、やがて雪どけの春にさきがけて彼の全精神をうちこんだ力作のシンフォニイ「シベリヤ物語」が完成した。その発表の当日、満場の聴衆はその美しい、はげしいリズムに心をうたれ、恩師イゴーリン教授の眼には涙が光っている。すばらしい成功である。しかし、そのなかで、だれよりもこの成功をよろこんでいるのは他ならぬナターシャであった。発表会は大成功のうちに終り、アンドレイはふたたびシベリヤに向って旅立ってゆく。しかし、こんどはさびしい独り旅ではない。ナターシャとのたのしい新婚の門出である。 |
12年10月28日(日) 恒例の都連映画会 オペラ映画「エフゲニー・オネーギン」上映会 |
<report> 恒例の都連映画会の今回上映作品は、エフゲニー・オネーギンでした。上映後には次のような意見が寄せられました。 A「実に素晴らしかった。あっという間の2時間でした。より多くの人に見てもらいたい映画だ。古典の芸術作品に触れることでロシア文学の内奥に迫ることができた。」 B「ヒロインのタチアナが原作に忠実な配役であって、小説の場面がそのまま再現されていた感がありました。」 C「文芸作品はロシア映画の華といった感あり。名作を満喫でき廉価で申し分ない。」 D「映画館でもなかなか見ることができない作品を今後とも紹介していっていただきたい。」 等々、都連映画会の継続開催を望む声が。もちろん、都連では会員の要望にそって映画会を開催していきます。(今回の上映作品は、VTR版やDVD版でも稀少でなかなか入手できない貴重な作品でした。)今回参加できなかった人は次回には是非とも!! |
<information> 【日時】:10月28日(日)14:00〜 チラシ 【会場】:世田谷区経堂 日ソ会館 【会費】:500円 【解説】:舞台を離れて、ロシアの大自然の中で乙女心の一途な思いが切なく燃え上がります。タチアーナの「名の日」に歌う「トリケの歌」、決闘に赴く前 に歌う「レーンスキイのアリア」、華やかな舞踏会など、見所、聞き所満載。チャイコフスキーの曲にのせてプーシキンの世界が広がります。(日本語字幕つ き、ロシア語) |
12年07月28日(土) 都連第3回総会開かれる |
<report> 日本ユーラシア協会東京都連合会第3回総会が日ソ会館にて開かれた。 前年度活動報告、会計報告、新年度方針案などが満場一致で採択され、新年度会長には鮫島礼雄氏(杉並支部)が選出された。 <information> 都連第3回総会開催(於:日ソ会館) 2011年4月から2012年7月までの活動の総括を行い、新年度の活動方針を決めます。前年度活動報告、会計報告、新年度方針案採択、役員改選も行います。(総会後、ご希望により懇親会も計画) 総会には、東京都連の会員の皆様はどなたでも参加できます。積極的参加を呼びかけます。 |
12年07月28日(土) 島田顕氏講演会「モスクワ放送の歴史-国際放送局の開局から日本語放送の開始まで」 |
<report> 都連現代史研究会「モスクワ放送の歴史-国際放送局の開局から日本語放送の開始まで」は講師に島田顕(関東学院大学経済学部非常勤講師)先生を迎え、7月28日に日ソ会館にて開催された。 【モスクワ放送開局の経緯、当初の活動、人民戦線期における役割、国際放送の発展、第二次世界大戦期、ムヘンシャンの登場と日本語放送の体制、戦後の放送体制、ハバロフスク支局の放送はどのようにして始まったのか、戦後体制に関するいくつかのすりあわせ(史料的な立証)、河崎夫妻以後日向寺アナまで】を主な内容とし、モスクワ放送に託された歴史的使命が解説された。 参加者の多くは、モスクワ放送のリスナーであった経験を披瀝しつつ、ソ連情報の少なかった当時、日本語放送から知り得た国際情勢や市民生活の様子などを回顧した。また、研究会では氏の著書「ソ連・コミンテルンとスペイン内戦」についても質問が及び、今後はこの著作に関する講演の要望も出され、現代史研究の項目にあらたな広がりが生まれた。 |
<information> 12/07/28(土) 【都連現代史研究会】 チラシ 【テーマ】 「モスクワ放送の歴史―国際放送局の開局から日本語放送の開始まで」 講師:島田顕氏(法政大学講師) 【日時等】13時〜15時(於:日ソ会館<世田谷区経堂>) 【参加費】会員500円、非会員800円 島田 顕(しまだ あきら)氏 プロフィール 1965年,横浜市生まれ.法政大学文学部史学科卒業,横浜国立大学大学院教育学研究科社会科教育専攻歴史研究専修修士 課程修了,一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了. モスクワ放送(現ロシアの声放送)日本語課翻訳員兼アナウンサーを経て,法政大学理工学部講師.博士(社会学). 専門は歴史学,国際関係論. 著書に,『ソ連・コミンテルンとスペイン内戦――モスクワを中心にしたソ連とコミンテルンのスペイン内戦介入政策の全体像』れんが書房新 社(単著),『日本におけるスペイン内戦報道』れんが書房新社(共著),『スペイン内戦とガルシア・ロルカ』南雲堂フェニックス(共著),『政 治を問い直す@ 国民国家の境界』日本経済評論社(共著),など. 論文に,「ムヘンシャン―モスクワ放送最初の日本人アナウンサーの軌跡」『早稲田大学アジア太平洋討究』第14号,2010年3月,121− 135頁,島田顕「日露駆けた『無辺者』追う,◇『モスクワ放送』最初の日本人アナ,波乱の足取り◇」『日本経済新聞』2012年2月9日, 40面[文化面]など. | ||
12年06月23日 世田谷支部総会開催 (於:東京ロシア語学院) |
日本とユーラシア第1422号より |
12年06月02日 杉並支部バザー(荻窪まつり出店) |
斎藤治子氏講演会「令嬢たちのロシア革命〜自立も恋も革命も〜」 詳細(ちらし) ※都連協力行事 |
<report> 2012年5月12日東京ロシア語学院にて80名の参加を得て、斎藤治子先生の講演が行われた。 岩波書店刊の「令嬢たちのロシア革命」はロシア革命研究に新展開を見せた好著としてつとに知られているが、本講演では、登場人物の人となりが語られ大きな共感を呼んだ。また著書では触れきれなかったエピソード等にも話が及び歴史の陰の人間ドラマに瞠目させられた。 |
12年04月15日 調布狛江支部 映画のまち調布から上映会開催「シベリア物語」 |
<report> 調布狛江支部が後援する映画会(主催:JMIU)が4月15日、調布市文化会館「たづくり」で行われた。ソビエト映画「シベリヤ物語」を観ようと、多くの人が会場を訪れた。特に昼の部は100人の定員をオーバーする入りとなる大盛況となった。すでに次回の上映会を望む声も寄せられている。上映に先立ち当時ハルピンに滞在しこの映画を観た高畠雅映調布狛江支部副会長のミニ講演が行われた。 日本とユーラシア第1420号より |
<information> 詳細(ちらし) 映画のまち調布から上映会開催「シベリア物語」 (於:調布市文化会館たづくり) |
12年3月17日〜18日 第53回全国総会開催(石川県金沢市にて) (新聞掲載記事)<北國新聞、北陸中日新聞> |
都連会員多数出席し、総会成功に協力した。 |
12年01年08日 世田谷支部主催 ヨールカ祭(調布狛江支部協力) |
11年12月11日(日) 東京都連合会望年会開催 |
<report> 都連理事などがあつまり、今年一年の健闘を讃えつつ、新年の抱負を語りあいました。 なお、来年早々には、新支部(町田支部準備会)を結成しようとの方針が了承されました。 |
<information> 11年12月11日(日)14時〜16時 都連望年会(会費2000円、世田谷区経堂:日ソ会館3Fにて) 今年もいろいろありました。来年ももっといろいろあるでしょう。都連も今年一歩前進しました。新たな前進が待っています。では、気の置け ない仲間たちと語り合いましょう!! |
11年11月29日 【世田谷支部】 講演と交流のつどい「航空機の安全とJAL『再建』問題」山口宏弥氏 |
11年11月29日(土) 【イスクラ支部】 活動再開にむけての懇談 |
11年10月28日 【都庁支部】 ユーラシア・フォーラムU参加報告会 |
11年10月23日 【写真研究会】 写真研究会合評会開催 |
11年10月23日 都連有志参加 ロシア史研究会「抑留パネル」(於:青山学院大学) |
「戦後66年シベリア抑留を問う−急がれる公文書開示と実態解明」 |
11年10月09日 調布狛江支部第6回総会 |
詳細「日本とユーラシア第1414号」 |
11年09月25日 杉並支部 映画会「オーケストラ」上映 3名会員拡大 |
<速報>2011年9月17日〜25日 ユーラシアフォーラムU&文化交流 in ミンスク、ブラインドテニス交流 in モスクワ 成功裡に終了する。 ※都連協力行事 |
<information> ミンスク・モスクワ・サンクトペテルブルグ訪問 ユーラシアフォーラムU(於:ベラルーシ、ミンスク市) ブラインドテニス交流(障害児・者交流)文化交流(於:ロシア、モスクワ)/予価:29万円(ビザ 料金、燃料サーチャージ料等別途)都連協力行事/参加者募集中(参加資格:日本ユーラ シア協会会員)/問い合わせ先:日本ユーラシア協会本部事務局/ロ日協会のHPにも開催 スケジュール登載あり。 http://ru-jp.org/ |
11年09月11日 調布狛江支部 第4回調布市非核平和都市宣言記念平和のつどい参加・第4回多摩川名月祭参加 |
11年09日03日 調布狛江支部 「三多摩南部うたごえフェスティバル」にヴィクトリア・チェレパーノワ(ビーカ)と共に参加 「ウラルのぐみの木」「カチューシャ」を歌う(ロシア語で) |
2011年8月27日(土) 納涼「白樺と歌う会」心に残る集い |
<report> 東京都連は8月27日(土)午後、日ソ会館にて納涼「合唱団白樺と歌う会」を行った。 合唱団白樺創設者の北川剛先生は協会役員であったことはつとに知られている。協会と合唱団白樺との連携協力の歴史は古く、とりわけ、東京都連とのおつきあいは深く都連各種行事には友情出演をいただいてきた。 今回、新たな経験を生み出そうと、合唱団白樺役員と都連役員が意気投合し、企画を練り上げ、この歌う会が実現した。会では、最新の歌「折り鶴」の歌唱指導あり、ロシア民謡のリクエストや、原語で歌う「夕べの鐘」、などのコーナーがあって、瞬く間に楽しいひととき(2時間強)が過ぎた。世代をこえてあつまろうとの呼びかけに応え、幅広い年齢層の参加も得られた。心に残る集いとなったが、次回には一層の内容充実を期しての散会となった。 合唱団白樺の有志4名とピアノ伴奏者のピーコさん(家路)の熱演に感謝と連帯の大きなエールを送りたい。 |
<information> 14時〜16時 納涼「白樺と歌う会」 〜世代をこえてあつまろう〜 (於:世田谷区経堂 日ソ会館201・202号室) 詳細(ちらし) |
11年08月10-17日 姉妹都市交流促進 モスクワを訪ねる旅 |
2011年7月30日(土) 映画「オーケストラ」上映会開催報告 |
<report> くじけそうになりながらも、あきらめなかったアンドレイ・フィリポフとその仲間たち。 様々なハプニングのなかで、モスクワとパリを舞台に感動と名曲で綴られたサクセスストーリーが観る者に笑いと涙を誘った。ユダヤ人問題、現代のロシア共産党、フランス共産党の姿がアイロニカルに描かれていて、ロシア・ソ連ウオッチャーの目から観ても面白い。 映画会参加者一同が涙涙涙でしばらく席を立たなかった姿が印象的であった。 早くも、次の映画会は何時なのとの声がかかっている。 |
<information> 14時〜 映画「オーケストラ」上映会 (於:世田谷区経堂 日ソ会館201・202号室) 詳細(ちらし) |
11年07月23日 世田谷支部総会 講演会「原子力発電の現状と問題点」安部愃三氏 |
2011年7月2日(土) 歌が結ぶロシアと日本「ビーカとかっちゃんジョイントコンサート」(東京・調布狛江支部) |
<report> 「ピーカとかっちゃんジョイントコンサート」が7月2日、東京・調布市文化会館たづくりで開かれた。 詳細:「日本とユーラシア」第1411号 <information> 16時〜18時 調布狛江支部開催 ビーカ・かっちゃんジョイントコンサート(於:調布文化会館たづくり) 詳細(ちらし) |
2011年6月18日(土) 東京都連が第一回抑留問題研究会ひらく |
6月18日(土)東京都連は山内伊三男氏(協会常任理事)を講師に抑留問題研究会を開催した。 この研究会の目的は、厳寒・飢餓・強制労働に象徴される「シベリア抑留」の実相はいかなるものだったか。伝聞・推定・憶測に起因するステレオタイプのとらえ方を排し、抑留経験者の肉声によって、あの「シベリア抑留」とは何かを今に伝えること。さらに、問題解明にむけた今後の視座を参加者とともに考察することにあった。 「シベリア抑留」については、数多の著作があるが、当研究会では友好運動体が民衆どうしの平和を構築していくために戦争自体の発生をいかにくい止めるかをさぐることを基調としている。講師の山内伊三男氏(協会理事、元・関東軍下士官、シベリア抑留経験者)は、第二次世界大戦における連合国・枢軸国の各捕虜の実態を解説しつつ、「日本軍将兵・軍属のシベリア抑留自体は大変な悲劇であったが、戦争後の捕虜だったので、戦勝国側の戦闘部隊に編入されずに苦役だけで済んだことは、こうして帰還できた一因とも言える。」と語り、新たな観点を提供していただいた。 加えて、ご自身の抑留体験にも触れ「ソ連軍が日本本土から捕虜を連れ去ったのではない。そもそも日本軍がなぜ満州に駐留していたのか、まず、日本が他国を植民地化していた歴史に遡及し、中国・朝鮮半島での日本の行為を直視しなければならない。被害者である前に加害者であったことは否めない。」と結んだ。 研究会後は、成蹊大学の富田武教授もひきつづき参加して経堂駅前のフォロミーにて講師を囲んで懇親を深め、今後の展望が口々に語られた。 この研究会は今後とも継続されるが、今後はテーマをしぼって協会員外の参加者の疑問にも答えていきたい。もちろん、日本の捕虜政策も検証していくことが必要であろう、太平洋戦争における日本軍による米英軍将兵の処遇、あるいは中国・朝鮮人への使役強制、樺太への強制移住、北東・東南アジアでの占領統治の実態など解明すべきことは山積している。時代背景をトータルで把握する視点は研究者として欠かせない。 一方、「現代史研究会」のテーマ設定は、戦中・戦後の国際関係、アジアの冷戦と国内政治の変遷と人々の平和・友好の営みについてスポットを当てていくことが想定されている。抑留問題研究会とともに平和・友好運動の立脚点を検証するには不可欠の研究会である。双方とも「歴史の空白を埋めていく」がキーワードとなっており、会員内外の多くの参加を望む所以である。(K) |
<information> 13時半〜15時 抑留問題研究会(第一回) 講師:山内伊三男氏「テーマ:歴史の空白を埋めるために」(於:世田谷区経堂 日ソ会館301号室) 詳細(ちらし) |
11年06月15(水)-21(火) 姉妹都市モスクワ友好訪問団派遣。 東京都と姉妹都市モスクワを訪れ、現地市民の生活文化にふれるとともに、生の市民交流を行い平和・友好を展望する。 |
11年05月14日 パーヴェル・ネルセシアン東京公演開催協力 |
2011年4月28〜29日(祝) 「トゲソを見に行く」 調布狛江支部 |
調布狛江支部 古川匡代 <information> 【調布狛江支部・ユーラスツアーズ支部共同企画】 春の「菜の花」「チューリップ」鑑賞とトゲソの観察会1泊2日18,000円 詳細(ちらし) |
2011年4月2日(土) 「都連第2回総会」開催 |
「平和条約締結促進と友好運動講演会」成功する 4月2日(土)13時から日ソ会館にて「平和条約締結促進と友好運動講演会」が東京都連主催で行われた。講師は斎藤治子先生(東京ロシア語学院理事長、前ユーラシア研究所所長、元帝京大学教授)。 「領土問題史上の謎をさぐる」と題された本講演では、「千島問題」の起源、第2次世界大戦時のポツダム会談ヤルタ協定での連合国側による敗戦国の領土分割協議、原爆投下とその後の駆け引き、枢軸国対連合国の戦いが帝国主義対民主主義という形からやがて訪れる東西冷戦に影響され敗戦国日本の位置づけが変化していく経緯、さらに戦後から今日に至るまでの領土返還交渉などが歴史的経過とともに解明された。激動の昭和史のなかで翻弄されてきた北方四島の変遷について、参加者は時間の経つのも忘れ、講演に釘付けとなった。あわせて、平和条約締結促進にむけた友好運動のあり方が語られ、国民的世論醸成の運動を一層進める意義についての再確認の場となった。参加30名。 5月21日に東京で協会本部が主催するシンポジウム「日ロ平和条約の早期締結をめざして−事態打開の道筋を探る」の聴取者が前提知識を得るにも大いに貢献したことは論を待たない。 「都連が第2回総会開く」 4月2日(土)15時から日ソ会館にて協会東京都連合会第2回総会が開かれた。来賓として木佐森雅道氏(神奈川県連理事長)、滝澤泰斗氏((株)ユーラスツアーズ)の両氏が出席した。議事では、前年度活動報告、会計報告、新年度活動方針、予算案、規約改正案、新年度役員案が承認された。活発な討議のなかで会員拡大、支部連携、近県連合会との協力強化を合い言葉に首都における友好運動の拠点としての前進を誓い合った。また、東日本東北大震災募金の訴えも行なわれ、総会参加者から寄せられた義援金は即日協会本部に届けられた。 さらに、会員の要求に根ざし会員相互のヨコのつながりを重視する観点から、都連内サークルとして現代史研究会、抑留問題研究会、写真研究会が結成された。総会後の懇親会では、会員拡大は必須ながら、会員同士が交流できる場を数多く設定して、まず、退会者をつくらない組織づくりをしていくべきことが再確認された。(新年度役員 会長=安部愃三、理事長=久保田博志、事務局長=鮫島礼雄、監事=坂田恒衛) |
<information> 13時〜14時 日ロ平和条約締結促進講演会 <講師:斎藤治子先生> (於:世田谷区経堂 日ソ会館) ちらし |
11年04月02日(土) 14時〜16時 日本ユーラシア協会東京都連合会総会(於:世田谷区経堂 日ソ会館) |
11年02月27日 調布狛江支部 「北方領土」問題学習会(多摩川児童館) 講師:堀江則雄氏、北原きよこ氏(多摩川9条の会 共催) |
11年01月29日(土) 世田谷支部がヨールカ祭を開く (於:世田谷区経堂 日ソ会館) ※東京都連協力 |
世田谷支部のヨールカ祭が、1月29日、世田谷区の日ソ会館で開かれ21人が参加しました。安部愃三世田谷支部会長の挨拶で始まり、乾杯のあと歓談。テーブルにはスタッフ手づくりの料理が並べられ、温かいスープ、シャシルイクには会場のあちこちから「美味しい!」の声があがりました。 石川ゆたか 世田谷支部事務局長 |
11年01月08日 調布狛江支部新年会(倉七世代) |
2010年11月16(火)〜19(金)3泊4日 成田発着 「現代のソウルと植民地時代の遺跡を訪ねる旅」 |
11月16日より4日間、定員10名で、ソウルを訪ねました。専用バスに、2名のガイドがつき、西大門刑務所跡、タプゴル公園、新装なった光化門、安重根記念館、朝鮮神宮跡、ソウル博物館などを見学しました。変わった旅行にガイドもとまどった様子でした。日本大使館前で、元「慰安婦」の抗議行動に参加しました。丁度20周年ということで、私たちも取材を受け、新聞やテレビで報道されました。次は参加された武蔵野市の國嶋たかこさんの感想文です。 ”行ってきました「現代のソウルと植民地時代の遺跡を訪ねる旅」” 統一展望台にも行きました。川幅450mのイムジン河の対岸に北朝鮮の村落が望見できました。日本の植民地支配がなければ、分断されることもなかったことと、強く感じました。もちろん、免税店やインサドン、ミョンドン、チェンゲチョンなど現代のソウルもしっかり見てきました。 東京都連事務局長 鮫島礼雄 |
<information> 成田発着。「現代のソウルと植民地時代の遺跡を訪ねる旅」 朝鮮植民地化100年。当時の遺跡を訪ね、併せて日々発展するソウルを見聞します。 |
2010年11月6日(土)14:00〜16:30 「ポリオ生ワクチン闘争50周年」記念集会が世田谷区経堂・日ソ会館にて開かれました。 |
第一部は、記録映画『母が燃えるとき』が上映されました。映画では日本ユーラシア協会(当時:日ソ協会)活動家が全国の母親の悲痛な叫びを受けて、東京都衛生局・厚生省に掛け合いソ連から小児マヒ用生ワクチンを緊急輸入させ、小児マヒ禍を収束させた経過がドキュメンタリーで綴られていました。 参考:小児マヒから子どもを守る運動 1960年から61年にかけて、日本全国で小児マヒが大流行した。当時ソ連では予防ワクチンの接種、治療薬ガランタミンの使用により小児マヒ撲滅に成果をあげていたので、協会は「ワクチンがほしい」という国民の要求にこたえて1960年6月、本部に小児マヒ対策委員会をつくり運動をすすめた。小児マヒ緊急対策の強化を要求する署名は全国で30万をこえていた。そして連日にわたる厚生省交渉、集会、デモなどが組織され、1961年6月には政府に生ワクチンの大量輸入に踏み切らせることになった。 <information> 「ポリオ生ワクチン闘争50周年」記念集会(於:世田谷区経堂 日ソ会館) 記録映画「母が燃えるとき」上映。講演 真々田弘氏。思い出を語る−生わく闘争に参加された方々。 |
10年10月10日 調布狛江支部第5回定期総会(文化会館たづくり) |
10年8月29日(日)アフタヌーン・コーラス開催 |
アンサンブル「カリーヌシカ」の皆さんも参加してロシア歌曲の数々を楽しみました。 |
10年01月16日 都連映画の集い(シベリアの理髪師)、新春顔合わせ会-20名 <於:日ソ会館> |
映画「シベリアの理髪師」あらすじ 「太陽に灼かれて」のニキータ・ミハルコフが自らの原案を基にした監督作品。1885年。モスクワへ向かう列車の中で、士官候補生アンドレイは美しいアメリカ女 性ジェーンと出会い一目ぼれする。ジェーンはシベリア森林開拓用の大型マシンを開発中のマクケランが、開発資金を得るために大公に近い将軍に接近する目 的で呼んだ女性だった。やがて士官に昇進したアンドレイだったが、ジェーンへの気持ちを抑えられずに将軍に襲いかかりシベリア送りとなってしまう。 |
09年09月09日 世田谷支部(共催)スヴェトラーナ・ナヴァサルジャンピアノリサイタル(けやきホール) |
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スヴェトラーナ・ナヴァサルジャン SvetlanaNavassardian |
09年9月26日(土)日本ユーラシア協会東京都連合会再建総会開催 |
日本ユーラシア協会本部において日本ユーラシア協会東京都連再建総会が開かれました。10年ぶりの再発足ということで待ちにまった再建総会でした。熱心な討議を経て、未来志向の連合会のあり方が話し合われました。「秋田県のウラー」と題した中村喜和先生(一橋大学名誉教授)記念講演がもたれ、日露交流の歴史がひもとかれ満場の関心をよびました。 |