活動リポート2013

活動リポート2013





“都連ユリア・ピヒティナ クリスマスコンサート” 鳴りやまぬ拍手。ブラボーの嵐。

  13/12/23#13-121

  12月23日(月・祝)日ソ会館にて都連ユリア・ピヒティナクリスマスコンサートが開かれた。都連会員・一般参加者に加えユリア・ファンクラブの諸氏・レストラン「ミンスクの台所」のヴィクトリアさんも駆けつけ、計50数名が会場を満杯にした。
  都連鮫島礼雄会長は開会挨拶のなかで、半世紀以上、平和・友好運動に取組んできた日本ユーラシア協会東京都連の略歴を紹介し、市民層に地道にとけ込むことの意義を強調、さらに今後一層の幅広い運動の促進を誓い、参加者の共感を得た。
さて、コンサートで先ず驚かされたのは、ユリアさんの圧倒的な歌唱力、表現力であった。これは、声楽を基礎から学んだ者に与えられるレベルの高さによるもの。プロフィールによると、ユリアさんはロシアで本格的な音楽教育を受け、ミュージカル女優として多くの舞台を経験している。来日後も発表の機会を多く持ち、ロシア民謡・ロマンスはもとより、オペラアリア・ミュージカル・ジャズ等々幅広いジャンルもこなす逸材である。
ロシア民謡を中心に構成された第一部では、「小麦色の娘」「モスクワ郊外の夕べ」「カチューシャ」「黒い瞳」が披露された。おなじみの曲の数々に手拍子が起こり、参加者が手渡された民族楽器を使っての共演では大いに会場が沸いた。
また、歓談の時間には、ワインとお菓子を片手に参加者の交流が大いに進んだ。第二部では、クリスマス・キャロルの数々も詩情豊かに歌い上げられた。そのなかでもミュージカル「キャッツ」の挿入歌「メモリー」や「百万本のバラ」は、聴衆を惹きつけた。
  圧巻は、「花が咲く」(NHK東日本大震災プロジェクトが制作した被災地の復興を応援するテーマソング)を斉唱した場面であった。歌詞と曲に涙ぐむ人も多く、このクリスマスコンサートにドラマ性が生まれたという感想も多々寄せられた。本行事は、イスクラ支部、杉並支部、世田谷支部、調布狛江支部、都庁支部、ユーラスツアーズ支部、本部会員の参加を得て成功を収めた。そればかりか、支部単位の活動が基本という声を背にこの行事で城東支部は会員を2名増やした。(モスクワ・クァルテット公演では1名拡大)また、都連への入会希望を示すアンケート回答もよせられた。
「素晴らしかった。」「参加しなかった人は損したわね。」「ユリアさんとの再会が待ち遠しいわ。」等々、語りながら参加者は散会した。早くも、次期コンサートはいつかという問い合わせも多く寄せられている。
本行事は、ユリアファンクラブの方々に多大な協力をいただいたことを記して謝意としたい。都連は、今後とも一歩足を出す活動を展開し、都民の多彩な要求に応えていきたい。

ユリア・ピヒティナ クリスマスコンサート13/12/23
ユリア・ピヒティナ クリスマスコンサート13/12/23
ユリア・ピヒティナ クリスマスコンサート13/12/23
ユリア・ピヒティナ クリスマスコンサート13/12/23
ユリア・ピヒティナ クリスマスコンサート13/12/23

東京都連 現代史研究会開かれる
  13/11/23#13-112

  都連恒例の現代史研究会は今回「シベリア抑留帰還者をめぐる米ソ情報戦」と題して行われた。(11月23日、於:日ソ会館)
加藤哲郎氏(早稲田大学客員教授・一橋大学名誉教授・政治学)を講師に迎えた会では、【@なぜ情報戦でシベリア抑留か、A1947−52年期抑留帰還者に対する米軍大敵諜報部隊の訊問、B米軍陸軍部隊情報部、縫い物作戦=対共産主義工作、ソ連スパイ摘発、二重スパイ、C米国空軍情報部、絞り作戦=第3次世界大戦爆撃目標設定用人間GPS、C中間調査仮説−米ソ世界戦略に組み込まれ、東西核冷戦・朝鮮戦争に使われ翻弄された抑留帰還者たち】の順に解説がなされた。シベリア抑留問題に関し従来の概念にとらわれない角度からの分析、豊富なデータ、斬新な分析に参加者はゾクゾクする緊迫感を味わいながら聴き入った。学者・研究者の参加も多く、質疑応答にも熱がこもり、さながら、真相探求を協同作業として行っている感もあった。引き続く懇親会では全員が発言し、時の経つのも忘れ現代史の空白を埋めていく知的興奮を満喫できた。
加藤講師には、今後も都連現代史研究会での講演を快諾いただいた。その都度、テーマを設定し、広く参加を呼びかけていきたい。もちろん、今回参加者も含め各専門分野の論客の到来も見込まれている。現代史研究のあらたな展開が今から楽しみとなっている。読者諸兄諸姉も次回は是非ともご参加いただきたい。

都連現代史研究会「シベリア抑留帰還者をめぐる米ソ情報戦」(講師:加藤哲郎氏)
都連現代史研究会「シベリア抑留帰還者をめぐる米ソ情報戦」(講師:加藤哲郎氏)




モスクワ・クァルテット公演報告  (11月12日江東区文化センター/11月14日中野ゼロ小ホール)
  13/11/12#13-111

 モスクワ・クァルテットの名演奏に酔いしれた満場の聴衆の鳴りやまぬ拍手、そして、飛び交うブラボーコールが、参加者の満足度を見事に証明してくれた。
 まさに、期待を決して裏切らない演奏、否、期待以上の演奏を聴かせてくれた4人組には惜しみない賞賛の声が送られている。
 もう一つの話題は、ツィガンコフ氏作曲「スラブ協奏曲」が世界初演されたことだ。旧ソ連のスラブ諸国(ウクライナ、ベラルーシ、ロシア)をモチーフとしたこの協奏曲演奏には感嘆の声が。各公演とも第二部での郷愁感あふれるロシア民謡メドレーには、若き日の想い出が甦ったとの感想が寄せられ、クラシックファンのみならず、幅広い層に受け入れられた。アンコールピースの宮城道雄作「春の海」に聴衆のボルテージは最高潮に。
 公演後、気さくにCDサインセールや記念撮影に応じる4人の姿があり、名演奏もさることながら、人柄もハラショーであった。
 参加いただいた皆様に感謝するとともに、東京実行委員会の諸氏・各支部の労を多としたい。また、江東区会場では、地元支部(城東支部)に新規入会者もあり、この公演は大きな収穫が得られた。いろんな意味で「ブラボー」と快哉を叫びたい。

モスクワ・クァルテット東京公演2013
モスクワ・クァルテット東京公演2013

都連ワンコイン映画会「誓いの休暇」実施報告
  13/09/29#13-091

 9月29日(日)14;00〜16:00 今回のワンコイン映画会のタイトルは「誓いの休暇」。上映40分前から観客が駆けつけ、やがて常連や初参加の人も交わり開演前には会場は満杯となった。都連鮫島礼雄会長の映画解説を受け、「名作中の名作」、「不朽の名作」などと参加者が口々に本作品の評価を述べ、会場の期待が一層高まったところで上映開始。約2時間が瞬く間に過ぎ映写が終わると大きな拍手が起こった。「当時のロシア民衆の生き様が伝わって来る、そして、最も大きなテーマとしているのは反戦である。」と参加者から感想が語られた。都連としては、今後とも、会員に喜ばれる作品を上映していきたい。
 当日、参加者2名が協会に入会し、行事成功と会員拡大の同時並行が果たされた。



誓いの休暇


東京都連に支部新設  多士済々・城東支部がスタート
  13/08/25 #13-081
フォーラムの副産物
東京都連に支部が誕生した。支部結成への経過をひもとくと、2010年の第9回日ロフォーラム(ウラジオストーク)、2011年の第2回ユーラシアフォーラム(ミンスク)、2012年第10回日ロフォーラム(札幌)参加者諸氏が各フォーラムの意義と成果を市民層に一層広める観点から異口同音に語ったのは、「運動を推進できる拠点が自分たちの居住圏に必須」ということであった。
やがて、主に23区東部地域に居住する賛同者が結集し、転籍者や新入会員も迎え、支部設立要件の会員10名以上をクリアし、7月の協会全国理事会での支部新設承認も受けた。こうして、抑留経験者あり、朝鮮半島国民との友好の士あり、ロシア文学者あり、大学講師あり、博物館学芸員あり、現代史研究家あり、声楽家あり、写真家あり、ロシア語研究者ありの一騎当千、多士済々の城東支部が産声をあげた。これからも、良き仲間を得て質・量ともに伸びていくものと期待される。

可能性と未来を語り合う
 8月25日(日)の城東支部発足会合は(当日は3名欠席)、終始和気藹々の雰囲気のなか、参加者一同から自己紹介に引き続き今後の展望と可能性が語られた。当面の都連映画会、モスクワ・クワルテットの取組、支部・都連行事の推進、日朝協会・日中協会との共催企画案が披瀝された。東京東部の平和友好の拠点として、未来にむけて支部の発展を誓い合った。初対面同士が旧来の友のように話を弾ませている姿に、席上、新入会員から「こんなに楽しい会ならもっと前に入っておきたかった。」と感想が述べられ、支部活動の原点を逆に教えられる一幕もあった。
卒寿を迎え、ますます意気軒昂たる山内伊三男氏を支部長に、顧問に石橋正夫・箕浦達二両氏、代表世話人に熊谷東男・吉田則昭・西啓子氏がそれぞれ就任した。会には設立協力人である東京都連・鮫島礼雄会長、同久保田博志理事長、同吉田則昭事務局長が出席。懇親を深めた。各氏が語る日ソ協会創立の頃からのエピソードの数々にも場が沸いた。
「食」という字には人を良くするという字義があるが、料理に舌鼓を打ち、ほどよく酔い、楽しいひとときが瞬く間に過ぎた。「再会が待ち遠しい。」との声を背に晴天の銀座で一同はにこやかに散会した。(K)


都連城東支部発足会合


〜朝鮮戦争休戦協定60周年記念〜 東アジアの平和を求めるシンポジウム 参加報告記
  13/07/25 #13-073
2013.07.25、18:30〜 台東区で開かれたこのシンポジウムには、パネリストに日朝協会代表理事:大橋満、新日本婦人の会中央本部国際部長:平野恵美子、日本中国友好協会副会長:大村新一郎、日本平和委員会常任理事:川田忠明の各氏が顔をそろえた。日朝協会会長の石橋正夫氏(日本ユーラシア協会都連城東支部顧問)は開会挨拶のなかで、「アメリカのウォールストリートジャーナル紙でさえ、日本の安部首相の言動を指して日本の右傾化を懸念する。と報じている」ことを指摘、この国に再び戦禍の道を進ませてはならない。と強調した。
シンポジウムではパネラー各氏がそれぞれの切り口から、東アジアの平和の希求について歴史的経過を踏まえた解説がされたが、時間の制約がなかったらこれを参加者とともに一層深められたもの思われる。続会が期待される所以である。
さらに、日本ユーラシア協会木佐森雅道理事長がこのシンポジウムを発展させて日本ユーラシア協会も加わった形で、一回り幅広く呼びかけ、継続開催させていきたい。と閉会の辞を結んだ。
(都連より城東支部3名、都庁支部1名が参加)

〜朝鮮戦争休戦協定60周年記念〜東アジアの平和を求めるシンポジウム〜朝鮮戦争休戦協定60周年記念〜東アジアの平和を求めるシンポジウム


支部結成
  13/07/01 #13-071
東京都連城東支部結成(支部長:山内伊三男、顧問:石橋正夫、会員11名)


東京都連主催:ワンコイン映画会「カリーナの林檎」上映
  13/06/30 #13-063

本編は、日本人によって映像化された作品である。記録映画を思わせる構成となっており、あどけないカリーナの子役の演技も自然で、進行に無理がない。チェルノブイリ原発事故と福島原
発事故が重ね合わされ、国外の過去の出来事ながら、他人事ではなかったことを痛感させられる。
原発事故で取り返しのつかない事態・人災を起こし続けている日本が、破廉恥にも外国にその技術を輸出しようとしている。この国はこれでいいのだろうか、、、、。



カリーナの林檎



オクサーナ・ステパニュック氏(オペラ歌手)と都連企画の懇談
  13/06/27 #13-062
恒例のオクサーナ・ステパニュック バースディコンサートが西国分寺で開かれた。リサイタルのたびに実力が増してくる感あり、ローマ法王が思わずアンコールしたという定評ある歌唱力、表現力に円熟味が近年一層加わり、大輪の花を咲かせている。都連企画のコンサート開催についても条件が整えば、実現の可能性は高い。

オクサーナ・ステパニュック バースディコンサートオクサーナ・ステパニュック バースディコンサート


所沢支部20周年記念総会に参加・交流 <調布狛江支部> 
   13/06/08 #13-061
調布狛江支部有志が所沢支部20周年記念総会に参加した。


韓国のミュージカル「華麗なる休暇」上演(於:ティアラ江東)
   13/05/31 #13-051

「華麗なる休暇」はあの1980年5.18光州民主化運動弾圧に対する軍事作戦名であった。
ミュージカルは、明るい色調に包まれた青春ドラマのような幕開けから始まるが、まもなく暗転し、軍によって市民の民主化要求が押しつぶされ、犠牲者が次々にふくらんでいく経過が克明に活写されていく。その一方、自由と民主化を求める民衆の声は止まることはない。
弾圧のすさまじさに抗う民衆の姿、迫真の演技に終始涙をぬぐう観客の姿があった。歴史を風化させてはならいない。温故知新、今の私達に何が求められているか大いに考えさせられるミュージカルであった。日朝協会が公演協力。当協会都連もチケット普及活動に協力した。今後とも、協力関係を維持発展させていきたい。

韓国のミュージカル「華麗なる休暇」
韓国のミュージカル「華麗なる休暇」韓国のミュージカル「華麗なる休暇」

ユーラシア名作映画上映会 「石の花」「戦艦ポチョムキン」<調布狛江支部> 
   13/04/24 #13-044
 「ユーラシア名作映画上映会」と題した催しが、先月、調布市文化会館たづくりの映像シアターで行われた。
 ロシア・ウラル地方の民話に取材したソ連初の総天然色映画「石の花」とモンタージュを確立した作品として知られる無声映画「軟艦ポチョムキン」の2本立て昼夜2回上映に、130名あまり
が集まった。
 企画した日本ユーラシア協会調布狛江支部の古川会長とJMIU(全日本金属情報機器労働組合)三多摩東支部の坂上委員長らが、各回の上映前に挨拶に立ち、自団体の宣伝や
作品紹介などが行われた。
 チラシなどには明記されていなかったが、夜の部に上映した「戦艦ポチョムキン」は、昼の部とは違う版だった。これは、現在もっともオリジナルに近いと言われている復元版で、音楽はドイツのマ
イゼルが付けたものを使用している。こちらは1926年のドイツ公開時に依頼されたもので、大砲の音なども演奏で表現しており、バレ工音楽を思わせるものがあった。無声映画だけに音楽の効
果は一層高く、昼の「ショスタコーヴィチ版」とは大きく異なる印象を与えていた。
 上映会は好評で、「来年も楽しみにしています」と、早くも次回を期待する声が数多く聞かれた。


【東京都連発】都連文化サロン・ワンコイン映画会報告
   13/04/21 #13-043
  4月21日(於:日ソ会館)都連は恒例のワンコイン映画会を開いた。今回の上映作品は「コーカサスの虜」。トルストイの原作を大胆に現代版にアレンジした本作は、紛争中のチェチェンが
舞台。息子をロシア軍基地に拘束されている老人が人質交換を企図して2名のロシア軍人を捕虜にするストーリー。ソ連時代には見られなかったテンポで場面が展開していくのも、見所の一つ
といえよう。
 映画会のもう一つの楽しみは、鑑賞の感想と旧ソ連各地訪問時の体験の語らいである。文学作品の映画化上の脚色や時代考証、旧ソ連各国の比較文化論等の意見交換等々、談論
風発、時の経つのも忘れてコーヒー片手に印象を披瀝しあい、友好に架ける思いを共有するのも仲間づくりの愉しさに数えられるだろう。毎回新しい参加者がいるのもうれしい。
 調布狛江支部では、4月24日「石の花」「戦艦ポチョムキン」上映を地元で行い好評を得ており、上映運動は参加者の好評に応え続いて行くであろう。さて、次回都連映画会は、6月30日
(日)14時より話題作「カリーナの林檎」(於:日ソ会館)上映予定。参加費は文字どおり500円。乞うご期待!!

 


原村で映画会
   13/04/07 #13-042
 4月7日(日)、原村で映画会を開きました。30名の参加。
 映画「カリーナの林檎」はチェルノブイリ原発事故後の被曝により、甲状腺がんをわずらい、なくなってしまった少女=写真=への取材を元に、日本が制作した映画です。
 「チェルノブイリの城に悪魔がいて、毒を撒き散らしている」という言葉を信じて、悪魔の城に向かう途中倒れてしまったカリーナの物語。参加者の一人は「子どもたちの未来のために、日本中の
『悪魔の城』をなくさなければ」と語っていました。
  鮫島和美(原村支部)。


  新聞「日本とユーラシア」第1432号


だから今 KENPO憲法 歌と講演で STOP改憲!緊急集会inすみだ
   13/04/07 #13-041
  4月7日(日)東京・墨田区・曳舟文化センターにて憲法問題を語らせたらこの人の右に出る人はいないと言われる金子勝先生(大正大学)の熱のこもった講演『だから今 KENPO憲法−
改憲を阻止するために“憲法の語り部”になろう−』が開かれた。金子先生は星の数ほど学習会をやろう!星の数ほど憲法の語り部になろう!と呼びかけ満場の共感を得た。
主催は、日本中国友好協会墨田支部・日朝協会墨田支部であったが、日本ユーラシア協会都連城東支部準備会から参加した有志は、学ぶことの大切さを再確認できたとのこと。
日朝協会都連理事長の石橋氏も講演会後の懇談に加わり、今後の協会間の連携強化について大いに構想を語り合った。
だから今 KENPO憲法 歌と講演で STOP改憲!緊急集会inすみだ


都連現代史研究会開催する(墨田区内にて)
   13/03/20 #13-031
 3月20日東京都連と同城東支部準備会の共催で熊谷東男氏を講師に現代史研究会が開かれた。今研究会では「スターリン・毛沢東・朝鮮
戦争とアジアの現代」をテーマに、講師準備による詳細な資料に基づき、戦後未確定の国境問題、朝鮮戦争と冷戦、日中関係の推移などの論
及がなされた。参加した日朝協会・日中協会会員等からも講演を踏まえて各専門領域から相手国との歴史的関係に即した発言があり、これに応
えて各参加者も発言、平和友好運動への知的関心を高める時間と空間が共有できた。
今後は講師を輪番にし、多面的切り口から現代史を検証していくことにしたい。日本海を平和な海にしていく観点からも、各団体からの参加を得
て継続されることが期待されている。都連にまた一つ楽しみが増えたと参加者は異口同音に語りつつ帰路についた。




日本ユーラシア協会東京都連合会(現代史研究会)
日本ユーラシア協会東京都連合会(現代史研究会)

「日本とウクライナ 原発事故を学ぶ 」 東京・調布で学習会
   13/02/24 #13-022
 「チェルノブイリとフクシマ」と題する学習会が2月、東京都調布市の多摩川児童館で行われ、30名ほどが参加した。
 日本ユーラシア協会調布狛江支部、同世田谷支部、多摩川九条の会の共催で、講師は、協会常任理事でジャーナリストの堀江則雄さん、(写真同じく協会常任理事で理学博士の安
部愃三さんの二人。
 調布狛江支部の古川博透資会長の司会のもと、先ずはチェルノブイリ原発事故当時モスクワにいた堀江さんが、自らの体験を交えて語り、続いて、原発問題に長い間取り組んで来た安部
さんが、化学的な側面からアプローチした。
 2人の講演後の質問、意見交換の時間は、参加者の「手が上がりっぱなし」の状態で、この問題に対する関心の高さが伺われた。「為政者はいつの時代にも事実を隠す」「放射性ヨウ素は
ウランより怖い」などの感想が寄せられた。
 懇親会には参加者の半数以上が参加した。


都連文化サロン・ワンコイン映画会  「ふたりの駅」
   13/02/03 #13-021
恒例の都連映画会。今回上映作品は、ソ連喜劇映画界の重鎮エリダル・リャザーノフ監督の大ヒット作「ふたりの駅」。
リュドミラ・グルチェンコがヴェーラ役を好演。演劇界のスター、オレグ・バシラシヴィリの渋みのある演技。ニキータ・ミハルコフの個性的な演技が光った。次の上映会が待ち遠しいと終了後も団欒
が続きました。
映画:「ふたりの駅」ВОКЗАЛ ДЛЯ ДВОИХ 1982年モスフィルム133分
出演:リュドミラ・グルチェンコ、オレグ・バシラシヴィリ、ニキータ・ミハルコフほか


[「ソビエト映画の全貌91」増補版より転載]



【解説】
1983年カンヌ国際映画祭正式出品作
日常社会の出来事を主題に大人の寓話を描き続けてきた、ソ連喜劇映画界の重鎮エリダル・リャザーノフ監督の大ヒット作。他にリャザーノフ監督作品には「カーニバルの夜」(56)「自動車にご用心」(66)、文芸名作「持参金のない娘」(84)がある。
物語は地方駅を舞台にウェイトレスとピアニストとの出会いと愛の顛末を回想形式で辿った、ユーモアと叙情にあふれるラブ・ストーリーで、同時にまた、現代ソ連社会の断面を鋭い調刺のうちに活写して高い評価を受けた。
70年代に入って「戦争のない20日間」(監督A・ゲルマン)「五つの夜に」(監督N・ミハルコフ)等で、進境めざましいリュドミーラ・グルチェンコが大人の女性の艶かさを見せてヴェーラを好演。演劇界のスター、オレーグ・バシラシヴィリが渋みのある演技でこれに応え、ニキータ・ミハルコフもアクの強い悪役を演じて主演の二人を食う程の活躍を見せるなど、三大名優による華やかな競演も話題となった。


【あらすじ】
交通事故で服役中のプラトンに外出許可が出た。10キロ先の村に妻が面会に来ているという。たが、凍った雪道を歩む彼の脳裡に浮かぶのは、あのザストゥピンスク駅での出来事ばかりだ…
服役直前、故郷の父に会いにゆく途中、彼は昼食のため途中下車した駅のレストランで、ウェイトレスのヴェーラに無銭飲食の疑いをかけられ、それがもとで次々と不運が重なり、遂には金もパスポートも取られたあげく二晩の間、駅に足止めを食うハメになってしまう。だがこの運命的な出会いが、TVアナの妻との生活やピアニストとしての自分の生き方まで覆さざるを得ないような心の動揺をプラトンにもたらすことになった。
三日目の朝、操車場の客車で夜を明かした彼は、車掌のアンドレイから漸くパスポートを取り返し、ヴェーラが用意してくれた切符を手にこの駅を後にした…
面会のため、暗い夜道を闇に洩れる明りをたよりに小さな一軒家にたどり着いたプラトンを待っていたのは、ほかならぬヴェーラであった。

                 
都連文化サロン・ワンコイン映画会(ふたりの駅)(日本ユーラシア協会東京都連合会)

東京都連・世田谷支部共催行事 ヨールカ祭盛況裏に開催される
   13/01/13 #13-011

 ヨールカ祭が2013年1月13日(日)日ソ会館にて開かれました。この行事は、多彩なゲストによるパフォーマンスが恒例となっていますが、今回も参加者の期待を裏切らないプログラムが組まれ
ました。
トップバッターのユーラシア・コーラスによる4曲のロシア歌曲が披露され、一緒に口ずさむ参加者も多く見られました。続いては藤間紫恵乃さんによる日本舞踊の披露、さらに八田圭子さんの
グループ「トリオ・マトリョーシカ」によるバラライカの名曲演奏、サプライズは、バラライカ演奏「ドクトル・ジバゴのラーラのテーマ」と藤間さんの日舞のコラボレーションで、夢の共演が実現しました。
続いて、野生尺八で知られる大由鬼山氏による「春の海」などの演奏がされ、満場の喝采を浴びました。最後に抽籤会もあり、参加者は楽しさを満喫し、年頭を飾るにふさわしいイベントとな
りました。
                                     
               
ヨールカ祭(日本ユーラシア協会世田谷支部・東京都連合会共催)
             




ヨールカ祭(日本ユーラシア協会世田谷支部・東京都連合会共催)
ヨールカ祭(日本ユーラシア協会世田谷支部・東京都連合会共催)
ヨールカ祭(日本ユーラシア協会世田谷支部・東京都連合会共催)









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