抑留問題資料|シベリア抑留展−鎮魂・平和・友好

抑留問題資料/シベリア抑留展−鎮魂・平和・友好

シベリア抑留展−鎮魂・平和・友好


シベリア抑留展−鎮魂・平和・友好     |< << >> >|
日本ユーラシア協会は、創立40周年記念事業の一環として東京・文京シビックセンターを会場に「シベリア抑留展−鎮魂・平和・友好」(実行委員長・久保田博志)を開催した。1997年8
月13日から18日までの会期で行われたこの抑留展には約8千人に及ぶ入場者が訪れ、戦争の惨禍と抑留問題への関心を高めた。オープニングのテープカットには、遠藤正則・文京区長も
参加した。また、終戦記念日の8月15日には、正午を期して来場者全員による黙祷に続き、主催者である日本ユーラシア協会藤田勇会長挨拶、作家李恢成の記念講演が江口十四一
(抑留展実行委員)の司会でおこなわれ、370名の入場者が会場を満員にした。
 抑留展の呼びかけ人には荒井信一、草柳大蔵、櫛田ふき、黒田清、栗原茂、早乙女勝元、佐藤忠良、白井久也、寿岳章子、竹下景子、高橋大造、坪井俊二、東郷正延、外山雄
三、夏堀正元、花沢徳衛、藤田勇、ボニージャックス、峰岸純夫、森五郎、李恢成の諸氏が名を連ねた。
 第一会場が「抑留の回想と労働の遺産」コーナー、写真家・新正章コーナー、宮崎進・佐藤忠良ら14氏の絵画コーナー、第二会場が「墓参と慰霊の現状、慰霊碑」コーナー、カラフト・
千島コーナー、生活用品展示コーナー、相談コーナー、ビデオコーナーで構成され、それぞれ注目を集めた。
 とくに、第一会場の「年表・抑留にいたるまでの日ロ関係略史」(高橋大造作成、山内伊三男解説)、第二会場のビデオ放映が好評で、入場者の抑留問題の理解促進の大きな手がかり
となった。
 1997年の日ロ首脳会談にあたっては、日ロ平和条約締結促進、北東アジア非核条約・タンカー事故対策・抑留者墓参などについて橋本首相に要望書を提出、また、「ソ連のおける日本
人捕虜の生活を記録する会」のよびかけに賛同し、全国抑留者補償協議会など7団体とともに橋本首相に抑留者墓地の墓参を要請 した。


 資料 日ロ首脳会談への要望書―日本ユーラシア協会が橋本首相へ 97.10.15









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